活躍したいならOSSの知識を習得

エンジニアとして活躍したいならOSS(オープンソースソフトウェア)のことを知っていると良い。OSSとは、さまざまな国のエンジニアや所属する会社を超えて開発をすることができるソフトウェアのことだ。
OSSが活用される場面は、自社システム開発に多い。例えば、世界にいくつか支店をもつ会社で共同で使うようなシステムを開発する時、ユーザーは多くなり多言語化や共有ドキュメントなど多くの機能が必要となる。これを商用商品として開発すると、ライセンス費用が膨大にかかり、カスタマイズなども限られてしまうだろう。
OSSを利用すれば、複数のIT企業や関連会社が効率的にプロジェクトを進めることができる。そのため、短期間での納品が可能な上、自社に最適なシステムが低コストで実現可能だ。

また、クラウドサービスを展開する事業者はOSSを積極的に導入している。オープンソースとして開発記録を公開することで、製品がより良くなるメリットがあり、情報共有が容易になっているのだ。
製品ベンダーが変わったりすると、自社製品を変えなければならないことがある。そんな場合でも、OSSを利用した製品は、さまざまなシステムを連携させることが可能になり、機能追加も容易なのだ。他言語化、カスタマイズのニーズがあるシステム、シングルサインオンなどの対応が必要なサイトなどで活用することができる。
開発期間も通常の製品ベンダーのものよりも短期間で、高品質を期待できる。ユーザー数が増えても、運用コストはあまり変わらないため、リーズナブルに安定的にシステムを使いたい企業に最適だ。

このようにOSSを利用している会社は多い。中にはOSSが何か知っていることを前提に、当たり前のように使っている会社もある。これからIT業界に挑戦するというエンジニア初心者は、こちらのサイト<http://opensource-world.net>でOSSの基礎を身に付けておく必要があるだろう。